武田玲奈さん扮する今井もみじ役とは
武田玲奈さんはNHKのドラマ10の枠で放送されるドラマ「東京サラダボウル」のキャストの1人である今井もみじ役として出演します。
武田玲奈さん扮する今井もみじは警視庁教養課通訳センターに所属する警察通訳人で、ベトナム語を専門とします。それだけに「東京サラダボウル」では武田玲奈さんがセリフとして話すベトナム語に注目が集まります。
東京サラダボウルの今井もみじとは
ベトナムが大好きで、日越の架け橋になりたいと通訳人になった。だが、特定技能のベトナム人を取り巻く厳しい現実を目にし、通訳人の果たし得る役割に葛藤する。
武田玲奈さんのベトナム語力は?
一言一句その通り翻訳する逐次翻訳が要求され、言い間違いや言い淀みさえも翻訳しなければならない警察通訳人は、「ちょっと知っている」や「なんとなくわかる」というレベルの語学力ではありません。
「東京サラダボウル」の今井もみじは、ベトナム語に関しては現場の警察官たちから「先生」と呼ばれるほどなので、ドラマの中で武田玲奈さんに要求されるベトナム語力はかなり高いレベルが要求されるでしょう。
武田玲奈さんのベトナム語学習成果
一方、武田玲奈さんの公式オフィシャルサイトやNHK人物録のプロフィールでは、ベトナム語を学習していたという経歴は見当たりません。おそらくドラマの中にはベトナム語監修の先生がついて、ベトナム語のセリフに関しては演技指導が入るのでしょう。
英語に比べると決して学習者が多くないベトナム語をどのように表現するのか、武田玲奈さんの学習成果に期待したいところです。
今井もみじ ドラマと原作漫画の違い
ちなみにドラマ「東京サラダボウル」に登場する今井もみじと、原作漫画「東京サラダボウル —国際捜査事件簿—」の今井もみじでは設定が若干異なります。
ドラマでは同僚で英語通訳人の黒須雄介(関口メンディー)が、今井もみじに一直線に恋をするという設定になっていますが、原作漫画ではそういう場面はありません。
今井もみじは既婚者
そもそもドラマの黒須雄介は漫画には登場しないオリジナルキャラクターです。しかも今井もみじさんはすでにベトナム人と日本で国際結婚をしてフランス料理のシェフをしている配偶者と子どもがいます。
原作漫画「東京サラダボウル —国際捜査事件簿—」の4巻ではアリキーノと鴻田麻里が、今井もみじの自宅に招かれて、ベトナム料理をごちそうになるという場面があります。
東京サラダボウル 今井もみじが専門とするベトナム語とは
「東京サラダボウル」で武田玲奈さん扮する今井もみじが専門とするベトナム語とはこんな言語です。
ベトナム語の概要
ベトナム語は、東南アジアのベトナムで話される公用語であり、オーストロアジア語族に属します。
- 特徴:声調(6種類)があり、発音が意味に直結する。
- 文字:ラテン文字を基にした「クオック・グー」という表記体系を使用。
- 語彙:中国語やフランス語の影響を受けた単語が多い。
日本人がベトナム語を習得する際の難しさ
- 声調の習得
日本語に声調はないため、発音による意味の違いを習得するのが難しい。例:“ma“(母) vs “mã“(馬)。 - 発音の独特な音
日本語に存在しない音(例:鼻音や声門音)が多く、正確な発音が難しい。 - 文法の違い
動詞の時制が変化しないため(文脈で判断)、慣れるのに時間がかかる。 - 語彙の多様性
同じ意味を持つ語彙が多く、ニュアンスや用途の違いを覚えるのが大変。 - 文化的背景の理解
敬語や親密さの度合いを表す言い回しが文化に密接に関連しているため、背景知識が必要。
東京サラダボウル —国際捜査事件簿— の原作漫画
黒丸さんが原作で、鴻田麻里(奈緒)と、「アリキーノ」こと警察通訳人の有木野了(松田龍平)を主人公とする「東京サラダボウル 」のコミックスは1巻から5巻(完結)まで販売されています。
武田玲奈さん扮する今井もみじは主に「東京サラダボウル —国際捜査事件簿—」の3巻と4巻で、ベトナム人技能実習生・ティエン(グェン・チュオン・カン)が働く介護福祉施設で起きた事件に関わるようになります。