イモトアヤコさん扮する清宮百合とは
イモトアヤコさんはNHKのドラマ10の枠で放送されるドラマ「東京サラダボウル」のキャストの1人である清宮百合役として出演します。
イモトアヤコさん扮する清宮百合は警視庁教養課通訳センターに所属する警察通訳人で、シンハラ語を専門とします。それだけに「東京サラダボウル」ではイモトアヤコさんがセリフとして話すシンハラ語に注目が集まります。
東京サラダボウルの清宮百合とは
警視庁・通訳センターのシンハラ語通訳人かつチームの統括。有木野と同世代で、様々な立場の被疑者・参考人への聴取に慣れている。通訳人の意義を思い悩む今井に寄り添い、人と距離がある有木野へ深い理解を示す頼れる存在。
イモトアヤコさんのシンハラ語力は?
一言一句その通り翻訳する逐次翻訳が要求され、言い間違いや言い淀みさえも翻訳しなければならない警察通訳人は、「ちょっと知っている」や「なんとなくわかる」というレベルの語学力ではありません。
「東京サラダボウル」の清宮百合は、シンハラ語に関しては現場の警察官たちから「先生」と呼ばれる存在です。演出に妥協のないNHKドラマの中で、イモトアヤコさんに要求されるシンハラ語力はかなり高いレベルが要求されるでしょう。
イモトアヤコさんのシンハラ語学習成果
一方、「東京サラダボウル」の清宮百合に扮するイモトアヤコさんのシンハラ語力はどれぐらいでしょうか?「東京サラダボウル」にキャストされたことが決まった後に、イモトアヤコさんが自身のインスタグラムに投稿した文章を読むと、「スリランカに何度か行ったことはあるが言語に触れるのは初めて」とのことです。
ということは、イモトアヤコさんはシンハラ語の初心者としてドラマの中についているシンハラ語指導の先生にガッツリついて、ドラマ「東京サラダボウル」のためにシンハラ語の学習をするということになりそうです。
清宮百合 ドラマと原作の違い
NHKのドラマ「東京サラダボウル」では清宮百合はシンハラ語の警察通訳人ということになっています。しかし原作漫画の「東京サラダボウル —国際捜査事件簿—」では、清宮百合の専門言語はウルドゥー語(パキスタンの公用語)です。
原作漫画からドラマ化する際に清宮百合が専門とする言語は変わったということになりますが、人を距離と取りたがる「アリキーノ」のこと有木野了(松田龍平)を心配する存在であることは原作漫画とドラマも同じです。
東京サラダボウル シンハラ語とは?
「東京サラダボウル」の清宮百合が警察通訳人として専門とする言語のシンハラ語とはこんな言語です。
シンハラ語の概要
- 言語系統:インド・ヨーロッパ語族(インド・アーリア語派)に属する言語。
- 使用地域:スリランカで話される主要な言語(公用語の一つ)。
- 文字:独自のシンハラ文字(ブラーフミー系)を使用。
- 特徴:語順はSOV(主語-目的語-動詞)で、日本語と似た構造を持つ。文法的には格変化があり、音声には豊かな母音体系が含まれる。
日本人がシンハラ語を習得する際の難しさ
- 文字の習得
シンハラ文字は日本人に馴染みがないため、形状や発音規則を覚えるのが大変。 - 発音
日本語にない有気音(息を強く出す音)や複雑な母音があり、正確に発音するのが難しい。 - 文法の違い
名詞に格変化(主格、属格など)があり、動詞も活用するため、覚えるルールが多い。 - 語彙の違い
日本語や英語との語彙の共通点が少ないため、新しい単語を覚える負担が大きい。 - 文化的背景の理解
スリランカ独自の文化や宗教的背景を理解しないと、言葉の使い方やニュアンスが掴みにくい。
日本人がシンハラ語を学ぶには、文字と発音の基礎をしっかり習得しつつ、文化的背景も並行して学ぶことが有効です。
東京サラダボウル —国際捜査事件簿— の原作漫画
黒丸さんが原作で、鴻田麻里(奈緒)と、「アリキーノ」こと警察通訳人の有木野了(松田龍平)を主人公とする「東京サラダボウル 」のコミックスは1巻から5巻(完結)まで販売されています。
イモトアヤコさん扮する清宮百合は主に「東京サラダボウル —国際捜査事件簿—」の3巻で、パキスタン人が関わったとされている盗難事件に、レタス頭の鴻田麻里が取調べをする際にウルドゥー語を通訳する際に登場します。