バニラな毎日 秋山静(木戸大聖)が作詞した歌詞
NHKの夜ドラ「バニラな毎日」でロックミュージシャンの「SHIZUKA」こと秋山静(木戸大聖)が、ドラマの中で披露する劇中歌の歌詞の一部は、夜ドラ「バニラな毎日」の原作小説である「バニラなバカンス」で紹介されています。
甘い香りを嫌いになる。汚れない顔を憂いたくなるー
もどれないのを、もどりたくないとごまかす僕ー
歌えるけど、歩けるけど。わかってる、間違ってるー
夜は終わったかなと、目を開ける。いつか終わりも終わるー賀十つばさ「バニラなバカンス」 幻冬舎文庫 183ページより
バニラな毎日 SUPER BEAVERの書き下ろし
NHKが2024年11月21日に公開したドラマブログの記事によると、夜ドラ「バニラな毎日」ではSUPER BEAVERが主題歌「涙の正体」を担当すると明らかにしています。
さらにSUPER BEAVERは主題歌に加えて、木戸大聖さん扮するロックミュージシャンの秋山静がドラマの中で歌う劇中歌も書き下ろしで担当するとしています。
ドラマが原作に忠実であろうとするならば、SUPER BEAVERは小説の中で使われている文章を参考にして、作詞・作曲を行うと考えられます。
バニラな毎日の歌詞・歌 曲の名前は?
小説「バニラなバカンス」の作中で登場する秋山静のライブコンサートにおいて披露される歌の名前は分かりません。曲名は何であるのか文章の中で言及されていないからです。
歌の名前は「バニラな毎日」か「バニラなバカンス」?
ただドラマ「バニラな毎日」の原作小説となる「バニラな毎日」と「バニラなバカンス」を読んでいると、この楽曲の名前は、ドラマの名前と同じく「バニラな毎日」か、原作本の1つである「バニラなバカンス」と同じの「バニラなバカンス」と言う名前になると考えられます。
「バニラな毎日」で劇中歌が登場する経緯
秋山静がドラマの中で歌を披露する場面とは、主人公・白井葵が腕をケガしてしまい、今までの通りに製菓ができなくて、心理カウンセラーのもとに通っていた時のことです。「バニラな毎日」と「バニラなバカンス」のお話では、一番の修羅場なシーンです。
白井葵は心理カウンセラーから自分のクライアントでもある秋山静からもらったライブコンサートのチケットを「リハビリだから」と受け取ります。
曲名が「バニラな毎日」か「バニラなバカンス」になる理由
ケガをするまで白井葵はロックミュージックやライブコンサートなどとは無縁の生活でした。製菓一筋(バニラな毎日)の人生を送ってきて、菓子を作れなくなったとき(バニラなバカンス)に聞いたときの歌こそ、ロックミュージシャン秋山静が作詞作曲した歌だったのです。
冒頭で引用した歌詞「甘い香りを嫌いになる」と言うのは、まさしく腕をケガしてお菓子作りが思うようにできなくなった白井葵の今の状態を表した重要な一節となっていると考えられます。
NHK夜ドラ「バニラな毎日」 原作本 「バニラな毎日」「バニラなバカンス」
NHKの夜ドラ「バニラな毎日」は、賀十つばささんの小説「バニラな毎日」と「バニラなバカンス」が原作となっています。
「バニラな毎日」が2021年に先に出版され、「バニラなバカンス」が2023年に「バニラな毎日」の続編として出版されました。