目次
あきない世傳(せいでん) 金と銀 モノやサービスの値段
現在の価値に直すといくら?
NHK特選時代劇「あきない世傳(せいでん) 金と銀」とNHKBS時代劇「あきない世傳(せいでん) 金と銀 2」は、江戸時代中期、大坂の呉服商・五鈴屋を舞台として幸(小芝風花)が活躍するドラマです。
商人が主人公であるため、モノやサービスの値段に関わる話題が頻繁に登場します。そこで今回はドラマのモデルとなった小説版「あきない世傳(せいでん) 金と銀」の(一)・(二)・(三)までで、物語の中に登場するモノやサービスが現在価値に直すといくらになるかご紹介いたします。
銀貨と銭貨 現代に直した金銭価値
モノやサービスの値段は匁で価値を表す銀貨と、文で価値を表す銭貨で表示します。それぞれのレートは
- 銀一匁 = 2,000円
- 銭一文 = 30円
を採用していますが、なぜこのレートを採用しているからは「あきない世傳(せいでん) 金と銀 一匁 一文 いくら」という記事を参考にしてください。
食料品・日用品
スクロールできます
品名 | 当時の値段 | 現在価値 | 出典 | 備考 |
---|---|---|---|---|
かけうどん | 八文 | 240円 | 源流篇145ページ | 屋台で食べる場合 |
米一升 | 五十四文 | 1,620円 | (二)早瀬篇210ページ | 米二十升が銀十六匁という値段から計算 |
藁草履 | 十二文 | 360円 | 源流篇85ページ | 1足につき |
饅頭 | 五文 | 150円 | (三)奔流篇204ページ | 「虎屋伊織」というブランドで進物に使われる |
番傘 | 三百文 | 9,000円 | (三)奔流篇152ページ | – |
半襟 | 二百文 | 6,000円 | 源流篇90ページ | 半襟とは着物の下に着る長襦袢の襟部分に縫い付ける布のこと |
白砂糖一斤 | 銀四匁 | 8,000円 | 源流篇179ページ | – |
衣料品
スクロールできます
品名 | 当時の値段 | 現在価値 | 出典 | 備考 |
---|---|---|---|---|
河内木綿一反 | 銀五匁 | 10,000円 | 源流篇179ページ | – |
明石縮の反物 | 銀六十匁 | 120,000円 | (二)早瀬篇159ページ | – |
子供用晴れ着の反物 | 銀十六匁 | 32,000円 | (二)早瀬篇210ページ | 本来は六十四匁の反物を半額にし、子供用サイズで反物の長さを半分にした価格 |
娯楽費用
スクロールできます
品名 | 当時の値段 | 現在価値 | 出典 | 備考 |
---|---|---|---|---|
人形浄瑠璃の観劇料(桟敷席) | 銀二十匁 | 40,000円 | (三)奔流篇113ページ | – |
人形浄瑠璃の観劇料(桟敷席)反物 | 二百三十文 | 6,900円 | (三)奔流篇113ページ | – |
歌舞伎の観劇料(二階席) | 五十文 | 1,500円 | (三)奔流篇146ページ | – |
遊郭の揚代 | 銀十四匁 | 28,000円 | 源流篇155ページ | 新町廓の囲い女郎の場合 |
給料
スクロールできます
業者間取引の価格
スクロールできます
取引内容 | 当時の値段 | 現在価値 | 出典 | 備考 |
---|---|---|---|---|
大工の手間賃(1日分) | 銀二匁 | 4,000円 | (二)早瀬篇210ページ | – |
浮世草子の木版を彫師に依頼する代金 | 銀五百匁 | 1,000,000円 | (三)奔流篇72ページ | – |
浮世草子の板木一丁分の彫代 | 銀九匁 | 18,000円 | (三)奔流篇109ページ | – |
ご祝儀
スクロールできます